デジタルな時代の裏方仕事

私たちの仕事は「美しく飾る」だけではなく、意外なシーンにも登場している裏方仕事もあるのです。
９月の話ですが、この月はＶＴＲ、パンフレット用のスチール撮りなどの舞台セットや合成するにも不可能な背景に緑を入れてフォローする仕事をいただきました。ポイントは様々なアングルの映像を撮るために、季節感が強すぎるものや違和感のある構造物を隠したり、スタイリッシュなグリーンやお花を入れたり、お天道様ともにらめっこしながら刻々とレイアウトを変え続けること。
写真、サルビア・モナラベンダー。今回は人気でした。


画面左にはオフィスビルの看板や高速道路が通っており、特大グリーンを使って目隠し。デジタル、ＣＧ、合成でも本物なカバーが必要なんですね。

早朝から夕景や夜景まで、スタンバイできないと撮影できないのでスタッフの皆さんは動き続けています。

脚本の先生からプロデューサー、カメラマン、スタイリスト、照明さん、この頃はＣＧのプログラマーの方まで、イイものを創ろうと現場一つになって緊張の時を過します。今回のオプションでは秋の美しい夕焼けを目指して２日目も待ち。
岡部園芸スタッフも日を変えながら入れ替わりで担当し、ベテランはお疲れ、若手のＡ松君にはきっと良い経験と自信になったでしょう。

完成物はそのうちどこかで目にすることを楽しみにして。